11月5日(水)、神戸居留地にて、先進事例研修会を開催しました!
烏丸通まちづくり協議会からは18名の出席をいただきました。
神戸は、まちづくりの先進地として全国的にも知られており、その中でも、最も歴史が深く、顕著な実績を上げているのが「神戸居留地」です。今回の研修会では、そのまちづくりの中心となっている「旧居留地連絡協議会」の松岡辰弥副会長をはじめ4名の方に「旧居留地連絡協議会の取組について」をテーマとしてご講演をいただき、その後、現地を案内をしていただきました。
ご講演では、以下のようなお話をいただきました。
「会が重要視しているのは親睦であり、これをさまざまなまちづくり活動やイベントによって深めることにより、皆で協力してまちづくりを進めるという素地ができあがった。」
「阪神大震災で壊滅的な被害を受けたが、今までの絆から自然と皆が集まり、立ち直ろうという声があがった。会員の鋭意努力と情熱によって迅速に『復興計画』の計画書を提出し、『まちづくりガイドライン』に取り組んだ。それらのボランティア精神と努力のお蔭でまちが蘇り、全国からも注目されることとなった。」
これは、人の繋がりというのが、まちづくりや復興の原動力になるのだということを実体験されてきたからこそのお言葉であり、強く印象づけられました。
現場視察では、神戸らしい洋館にオフィスやブティックが立ち並ぶお洒落な街並み、居留地時代から残る水路や痕跡を見学しました。その中に、居留地時代からの唯一の建物であった15番館(震災で倒壊し、再建された。)がありました。これは元の重要文化財指定を外さないようにと、倒壊後も部材を保存し、再生可能な元の材料を7割程度使用し、建て直されたということでした。
今回は、まちづくりの先進事例として、さまざまな取組や歴史を学ぶことができ、烏丸通のまちづくりにも多く生かすことができると感じました。特に、会の絆が深い事と、見事な震災復興については注目すべき点であったと思います。
このような見学会は、まちづくりの刺激を受けることも多く、協議会の親睦も深まることから、今後もどんどん開催していきたいと思いますので、奮ってご参加ください!
<烏丸通まちづくり協議会 事務局>